いつか幼稚園をつくりたい

小山 未紗

アディッシュ株式会社 スクールガーディアン事業部

いつか幼稚園を
つくりたい

小山 未紗

アディッシュ株式会社
スクールガーディアン事業部

働く祖母・母の背中をみて育った

Big family

小山さんはどのようなお子さんでしたか?

欲張りな子供でした。あれもやりたいし、これもやりたい。好奇心旺盛だったと思います。比較的自由にいろいろやらせてくれる両親のもと育ちました。

女性としての生き方という視点で、何かご両親から受けた影響はありますか?

直接、何かを言われるということはなかったです。ただ、母も祖母も、子どもがいても働いていたので、それが当たり前になるんだろうなというイメージはなんとなくありました。祖母は自営業を営んでいて、80歳くらいまで働いていました。いまも週2日働いています。家族と仕事のある毎日が楽しそうですし、逆に、働いていない祖母や母、そして私自身も、イメージできないです。

自分のやっていることの意味をダイレクトに感じる職場で働きたい

そんな小山さんが新卒でガイアックスに入社したきっかけは?

大学時代にIT企業でインターンしていたのと、もともとインターネットが好きだったので、同業界の会社を探していました。もう一つ大きな要素は、会社の規模。大手企業よりも自分の立ち位置が見える会社が良かったんです。正直、同業他社の華やかさに気後れしていたのですが、ガイアックスはもう少し柔らかいというか、いろんな人が働いていて、そこに魅力を感じました。そこで働く自分をイメージしやすかったです。

「自分の立ち位置が見える」とは、どのようなイメージですか?

そうですね。自分がやってることの意味をダイレクトに感じたい、という思いがありました。あとは、組織としても単純な規模くらいが分かりやすくていいなって思ったというのもあります(笑)。

Misa Oyama

 現在の仕事について聞かせてください。

今は、アディッシュ(株)スクールガーディアン事業部に所属しています。『子供たちが健全にインターネットを使える環境つくり』を目指していて、そのミッション実現のために動いています。
私自身、幼い頃から、インターネット環境が当たり前にありました。留学していても家族と連絡が取れたり、地球の反対側にいる人と恋愛したり(笑)、自分には不要なものを必要としている人を見つけられたり。そんなことができるインターネット、ソーシャルメディアがある時代に生きていることは、本当に幸せだなと実感しています。これからの時代を生きる中高生には、いままでのどんな世代よりも、この便利なインターネット、ソーシャルメディアを活用していってもらいたい。自分の夢を叶える後押しをしてくれる技術ですから。
一方で、学校の先生方の不安や懸念されるところも分かるんです。文字でのコミュニケーションがうまくいかない生徒同士のいざこざもあれば、悪いことを考える大人からのアプローチもある。もちろんそういった問題は防がなければいけないし、何か起きたら対処しなくてはいけない。私は、生徒がいる環境も分かるし、先生方の気持ちも分かる。橋渡しのできる世代だと思っています。

スクールガーディアン事業部では、子どもたちや先生、ときには保護者を対象に、ソーシャルメディアに関する講演や授業といった講演活動も行っています。初めはつまらなさそうに話をきいていた子も、だんだんと興味をもってくれたり、感想をくれたりする。そんなちょっとしたことが嬉しいです。伝わらなかったことが伝わる瞬間があって、そういうことを目の当たりにすると、やっぱり嬉しいですね。

仕事でのターニングポイントはありましたか?

働き始めて1年半になるのですが、日々があっという間に過ぎていきます。新卒1年目、23歳という年齢で先生方に向けて講演をすることは、最初は緊張しました。私自身が若いことで、不安を与えてしまうのではないかという怖さもありました。でも、そうではなくて、若いからこそ、子どもたちにとっての当たり前が理解できるし、先生や保護者の方々が心配する気持ちもわかる。先生や保護者の方々は、教育や人生の先輩ですが、インターネット、ソーシャルメディアについては私たちもプロです。役割分担といいますか、いまは私だからできることをやろうと思っています。

改めて、この環境にいる意味をどのように感じますか?

ガイアックスグループは、実際に入社してみると、本当に自由度が高くて、だけど同時に面倒見のいい会社でした。私自身、「絶対にこれがやりたい!」という仕事は、今はまだ決まっていません。でも、自分に向いてる、向いてないも、周りから言われて初めて気づいたりする。他者と協働するからこそ、自分にはなかった視点を自分自身に付け加えていける。そういう意味では、今は何より、会社にいろいろな人がいることがおもしろいですね。これから、もっといろんな人と仕事がしたいです。

いつか幼稚園をつくりたい

小山さんにとって仕事とは?

基本的に、ビジネスって課題を解決するところから始まると思っています。誰かの役に立たないとお金をもらっている意味がない。学生時代は親にも好き勝手やらせてもらっていましたし、奨学金や海外での研修の機会など、社会からのサポートを受けました。仙台出身なので、震災以後は特に、知らず知らずのうちに「これからの復興を担う世代なんだから、しっかり!」というメッセージを感じながら、社会からのサポートを「投資」と捉えていたような気がしています。これからは、仕事を通してその恩を返していきたいなと思っています。さらに自分の仕事の向かう先が、これからを生きる子どもたちであれば、その恩返しが未来への投資になるので、最高ですよね。

いまの延長線上でも今後やってみたいことでも結構です。どんな30代になっていたいですか?

少し過去の話に戻るのですが、ガイアックスを選んだ理由で、いつか自分で自分のビジネスを始めたいという思いもありました。特に身近な祖母の影響はあると思います。どのような環境や場所にいても、何か自分で出来る人、創り出せる人でありたい。大学時代は、「何か」が分かりませんでした。自分の専門分野と言いますか、「これなら任せて!」と、胸をはって言えるものがあれば強いのではと思っています。

Knitting

人生のミッションや生涯をかけてやりたいことはありますか?

いつか、幼稚園をつくりたいです。学生時代に塾講師をしていたこともあり、教えることも好きでしたが、もともと子どもも好きなんです。実は、私自身、17歳のときにクォーターであることを知りました。そのことを隠さなければいけなかった社会がおかしいと、率直に感じました。それから、多様性を認め合える社会をつくるには、どうしたらいいか考えてみましたが、やはり若い世代の意識から変えていくのが良いように思えました。何かコトを起こそうと思ったとき、社会を少しずつ変えたいと思ったときに、これからの時代を創っていく人たち、これからを生きる人たちの方に自然と目が向くんです。私自身が、幼稚園や大学、留学先で様々な影響を受けた自覚があるので、若い世代や子どもたちに向けた想いが強いかもしれません。いま、仕事をしているときに目の前にイメージするのは若い世代や子どもたちです。また、子どもの後ろには必ず親がいるので、私自身もその親世代から見たときに信頼される人間でありたいと思っています。

何か、今はまだない生き方を創ることで社会にいい意味でインパクトを与えることができればと、そうしたいという想いは常にあります。

Study in the US
Finland exchange trip

結婚や出産といったライフイベントや働き方について何かイメージはありますか?

もちろん未来のことなので、どうなるか分からないですよね。ただ、このテーマに関しては、大学時代に留学したフィンランドですごく影響を受けました。フィンランドで、子育てをしている女性が、大学院に通いながら企業でインターンをしていたり、三足のわらじを履いて生きる女性に出会ったんです。子どもを産んでも、結婚しても、自分のやりたいことやキャリアを諦めていない人たちを見ると、励まされるし、背筋がのびる思いがします。

まだまだいける、と。

はい、他の国で可能なわけだから、日本だってまだまだいけると思います。働く親を見て育ったので、子育てか仕事か、どちらかを選ばないといけない時代では既になくなっていると思っていましたが、上には上がいる、と衝撃を受けたんですよね。仕事だって、ひとつとは限らなかったり。フィンランドの大学では、子連れで授業を受けることもできるんです。フィンランドにいると、出産も子育ても仕事も、社会の仕組みやパートナーの理解があれば両立できるのだと勇気づけられます。日本でもそういった仕組みが少しずつでも根づいていけばと思います。「まだまだこんなこともできるぞ」「諦めるのはまだ早い」と、何か、今はまだない生き方を創ることで社会にいい意味でインパクトを与えることができればと、そうしたいという想いは常にありますね。

本日はありがとうございました!