仕事とプライベート、
あえてシームレスに働く

神 えり

株式会社ガイアックス 技術開発部TSAチーム

わりと正義感が強い、アクティブな子供だった

Eri Jin

神さんはどのようなお子さんでしたか?

自分ではあまり自覚がないのですが、どちらかというと正義感の強い子供だったそうです。ダメなものはダメ!という感じです。二人兄弟で、五つはなれた弟がひとり、従兄弟も含めて、周りが男ばかりだったので、子供の頃は一緒にプラモデルを作ったりザリガニを取ったり。一人で黙々と何かをやるというよりは、みんなと外で遊んだりしていました。

かつては芝居中心の生活だった

どんな生き方、働き方をしたいなというイメージは、以前からありましたか?

もともとは、芝居をやりたくて上京しました。だから、仕事は芝居を続けるためにするもの、という意識でした。芝居と両立させるために、派遣や契約社員という働き方を選んで働いていました。言われたことはきっちりやること、それだけはいつも心がけていたのですが、逆にいうとそれだけでしたね。とにかく芝居中心の生活でした。

お芝居に興味をもったきっかけは?

最初は中学一年生か二年生のときに、文化祭の出し物で劇をやったことがきっかけです。みんなでなにかひとつのものを作り上げるのっておもしろいなと思いました。それで高校入学と同時に演劇部に入りました。自分たちで映画も作ったり…いろいろやりましたね。そのあとは医療系の専門学校に行きながら、町の情報誌で旗揚げする社会人劇団を見つけて、そこに飛び込み発声練習や活舌など芝居の基礎を学び演技の面白さにはまっていきました。

なにか専門学校時代のエピソードはありますか?

私は高校が青森で、専門学校時代に仙台に出たのですが、母は、私がお芝居をすることには賛成していなかったんです。お芝居では食べていけないんじゃないかと心配していました。だから、専門学校で資格を取って、自分で稼げるようにしてから好きなことをしなさいと言われていました。でもあるとき、こういう人もいるよ、って、とある雑誌に載っていた役者さんを紹介してくれました。それで、読んでみたら、その役者さんの志に感動してしまって。芸術を通じて人を感動させる。すごく心惹かれました。それからすぐ、その役者さんのことをネットで検索しホームページを見つけメールをしたところお返事をいただけたんです。それからは、そこで演技指導をしてもらったり、舞台に立たせていただいてました。

Eri Jin

自分のやりたいことだけをやっていくのではなく、後世を生きる人たちに何かしらプラスになるようなもの・ことを創造し、残していけたら、という気持ちです。

偶然が重なってガイアックスに

Eri Jin

ガイアックスに入社された経緯も伺いたいです。

入社して、今年で三年目になります。私の場合、どうしてもガイアックスに入りたかったというわけではなかったんです。以前は、常駐先を変わりながら、派遣でサーバー保守や、会社で利用するPCの障害対応とメンテナンスをしていました。その後、演劇に集中したくて一度派遣の仕事を辞め、再度、派遣というかたちで、IT関係の会社を探したんです。一社、選考が進んでいた会社があったのですが、結局、そこは経験者優遇ということでダメで…。そんなとき、母親から「こんな会社があるんだけど、あなたに合うんじゃないの?」と紹介されたのがガイアックスとの出会いです(笑)。

お母様からというのは珍しいパターンですね(笑)。

はい。母が、たまたまネットを見ていたところガイアックスを見つけたみたいです。でも、おもしろいのが、その数日後に、派遣会社の担当さんから「ガイアックスって会社があるんですけど……」と紹介されたことです。

何日か前にお母様に「どう?」言われていた会社をですか?

そうなんです。仕事内容としてはサポート的な業務だったので、面接を受けました。そしたら、ありがたいことに受かって、今に至ります(笑)。

今現在の仕事内容を教えてください。

私は、技術開発部のTSA(technical service advance)というチームに所属しています。情報システム全般を扱っているチームですが、私個人は入社関係のアカウントの作成やPCの初期設定や障害対応、ドメインの更新など、各部署のもっているライセンスの管理と更新申請作業、PCの購買などを行っています。

プラスアルファを意識して働く

Eri Jin

現在の仕事のミッションはありますか?

主な仕事は、アカウントやPCの設定を行うことですが、どの仕事も基本的には期限つきなので、必ず間に合わせるようにしています。期限に間に合わないと、サイトの公開が遅れたり、逆に継続して使いたいけれど有効期限が切れてしまうとクライアントのサイト閲覧ができなくなったり、ソフトを使えなくなったり…ということが起こるので、基本的なことですが、そういったトラブルがないように気をつけています。

すごく大事な仕事ですよね。外に見えていないけれど、そういう部署があってはじめて会社が安全に回っている。

そうですね、仕事が重なるといろいろな案件の依頼が一気にくることもあります。また、それぞれの仕事の期限が同じ日だったりするので、「あれ、いま、(私)マズいんじゃない?」ということもしばしば(笑)。期限が迫っているものから手をつけるのはもちろんですが、同じ期日の中でも作業時間や重要度で優先順位を考えたりと、自分なりに工夫しています。

普段仕事をする上で意識していることはありますか?

いま抱えている仕事の全体像を把握して、自分のやっていることがどこでどう影響するのか、ということを、日々考えながら動いています。具体的には、自分のした仕事が他のメンバーの仕事にどんなふうにつながっていくかな?ということをイメージします。それから、もともと自分に任されたことはしっかりやろうと思っていたので、「最低限これはやる!」というラインを設けて、それ以下にならないようにというのと、他のメンバーの仕事がやりやすくなるように意識しながらすすめています。

仕事にする責任感を感じましたが、考え方が変わったきっかけはありましたか?

尊敬する役者さんがいるのですが、あるとき、その方が貸してくださった本に「給料の10倍働く」という一節があったんです。それを読んだとき、自分の働き方に疑問を持ちました。本を貸してくださった先輩にも「常に感謝の心を忘ないこと。仕事や生活での考え方や取り組み方が演技にも現れる。」と言われて。与えられたことは最低限こなしたうえで、プラスアルファを、と思うようになりました。仕事を通じて世の中の役に立つ、感謝される。それがお給料として返ってくる。それはかけがえのないことだなと、そのとき気づきました。これが二十代半ばの頃です。それまでは医療事務をやっていて、そこからIT業界に入ったのですが、それまでは、それも芝居を続けるため、収入を増やすため、という意識でした。

ガイアックスはどうしても入りたくて入社したというわけではないとおっしゃっていましたが、改めていまもガイアックスに所属している理由はありますか?

フツウの会社とはちがうなと思っています(笑)とっても自由でおもしろい!自分の頭で考えて、自らできることを増やしていかないと、と一緒に働く人たちを見ていると、自然と思わされる。自分でも新しいことにチャレンジしていこう、していきたいと背筋が伸びます。そんなところが魅力ですね。

仕事を通して、これからを生きる人たちにプラスになることをつくりたい

神さんにとって「仕事」とは?

仕事とは、難しいですが、ひとことでいうと、自分と人生を豊かにするものじゃないかと思います。世の中に貢献もできるし、自分も成長できる。自分の人生をつくるうえで、とても大切なものだと感じます…と、言ってはいますが、そう思えるようになったのは最近です。今までは、仕事は仕事、プライベートはプライベート、と仕事とプライベートを別々の軸で考えていました。仕事は自分の人生を創るうえでのツールという位置づけだったんです。でもいまは、仕事とプライベートを分けないで、敢えて一本の線として考えることにしています。その方が、個人がより発展するんじゃないかな?と思っていて、自分の考え方が広がる感覚があるんです。例えば、演劇をやっていたことで、いまやらせてもらっている司会の仕事に活かせたこともありますし、その逆もあるんですね。だから、仕事とプライベートを分けない。そうすると、日々が気づきに満ちているし、その相乗効果で生まれるものは決して少なくない。いまはそういう手応えを感じています。ガイアックスとお芝居も、繋がらないようで、私の中では繋がっています。

最後になりますが、人生のミッション、生涯かけてやりたいことは?

最近はお芝居よりもラジオのMCなど、司会の仕事が徐々に増えてきているのですが、芝居でも仕事でもそうですが、何か後世に残せれば…という、少し壮大な目標があります(笑)。きっかけは、以前、Youtubeやニコ生で、時事問題を分かりやすく伝える番組の司会をさせていただいたのですが、私自身が実は国際情勢や政治的な話に疎かったんです。

でも、毎週、日本の歴史や偉人を紹介するコーナーを担当するうちに、その生き方や思想にすごく胸打たれたんですね。そして、その人たちのおかげで今の日本があることに感謝と尊敬の思いが湧きました。その頃、芝居で行き詰まったときに「自分は本当は何をしたいんだろう?」って、考えたりした時期もありました。でも、いろいろ考えているうちに、せっかく生まれてきたのだから、自分の楽しみのためだけに生きて、はい終わり!ではなく、もっと世の中に還元したいと思うようになりました。自分のやりたいことだけをやっていくのではなく、偉人の方たちみたいに…というと大袈裟かもしれませんが(笑)、でも後世を生きる人たちに何かしらプラスになるようなもの・ことを創造し、残していけたら、という気持ちです。

Eri Jin